コンパクトサイズで500万画素、光学12倍ズームレンズ搭載 500万画素でコンパクトサイズを実現するために新設計されたレンズは、ライカカメラ社とパナソニック社の光学技術における協業のもとで作り出されるライカDCバリオ・エルマリートレンズで、歪曲・解像度・ゴースト/フレアの各要素において優れたレンズ性能を確保している。レンズは35mm判換算 36mm〜432mmの光学12倍ズーム(F2.8〜3.3)を搭載し、本体サイズは前モデルで300万画素のDMC-FZ3とほぼ同じコンパクトサイズを実現している。 光学式手ブレ補正ジャイロ搭載で、望遠撮影時の手ブレを軽減 本製品は、光学式手ブレ補正ジャイロの搭載で、高倍率ズームでの撮影時に発生しやすい手ブレを抑えた写真撮影ができる。高倍率ズーム搭載のデジタルカメラでは、運動会などでよくあるように、とっさのシャッターチャンスを狙って撮影をするケースが多く、手ブレ補正はそのような状況でも手ブレを抑え、撮影に集中することができる。手ブレ検出ジャイロ及び手ブレ制御系のサンプリング周波数を4000回/秒の高速処理による手ブレ補正と広帯域の補正を実現し、12倍の望遠域でもしっかりと手ブレを抑えた撮影が可能。また、常時手ブレ補正機能を動作させ、フレーミング時の手ブレも抑える「MODE1」、シャッターを押した瞬間に手ブレ補正機能を動作させることでより確実な手ブレ補正効果が得られる「MODE2」の2つの方式を搭載している。 素早い撮影が可能な高速AFを実現 AF情報を処理する周波数を高速化した、「高速1点AFモード」を新たに搭載している。また、AF情報としての検出範囲やアルゴリズムなどの新設計により、多点測距方式の各AFモード(9点、3点、1点、スポット)においてレスポンスを大幅に向上している。これらの改善により、AFに要する時間を従来モデル比で1/3の0.33秒に短縮(高速1点モード)した。 画像処理LSI「ヴィーナスエンジンII」により高画質と高速レスポンスを実現 当社開発画像処理LSI 「ヴィーナスエンジンII」を搭載し、高画質・高速レスポンスを実現している。 多彩なシーンモードに加え新たにシーンモードヘルプを追加 シーンモードは、「ポートレート」、「夜景ポートレート」、「スポーツ」、「流し撮り」、「風景」、「夜景」、「花火」、「パーティ」、「雪」、「マクロ」の合計10種を搭載し、撮影のコツを必要とするシーンでも、カメラが最適な設定を自動的に行う。また、今回新たに、各シーンモードの説明、コツ、撮影時に注意することを文章で短くまとめ、モニターに表示するシーンモードヘルプ機能を搭載した。シーンモードの効果を最大限に活かした写真撮影を簡単に行うことができる。 絞り優先AE(A)/シャッター優先AE(S)/マニュアル露出(M)で撮影力を向上 絞り優先AEはF2.8〜F8.0までのレンズの絞りを1/3EV刻みで設定でき、背景を大きくボカした写真や遠景までピントを合わせた写真等、被写体の前後のピント幅(被写界深度)を意図的にコントロールして撮影することが可能。シャッタースピード優先AEは8〜1/2,000秒までシャッタースピードを1/3EV刻みで設定でき、被写体の動きを意図的に表現することが可能。マニュアル露出は、絞りとシャッタースピードを個別に設定でき、露出を固定することが可能。また、A(絞り優先AE)/S(シャッター優先AE)/M(マニュアル露出)をモードダイヤルでカンタンに切り替えが可能なため、撮りたいと思ったその瞬間に設定し撮影撮影することができる。さらに、しっかりとホールドできる大型グリップやシャッターボタンを構えたときに人差し指が自然に置かれる位置へのボタン配置でシャッターボタンを押しやすくするなど、より使いやすいデザインを採用している。 12倍ズーム時に約1mまで接写可能なテレマクロ機能を搭載 35mm判換算で432mm相当という望遠域でありながら、1mまでの接写を可能にするテレマクロモードを搭載した。1mの距離から被写体を大きく写すことが可能で、昆虫の撮影や、ショーウインドー越しに撮影する場合などに効果を発揮する。また、手ブレ補正ジャイロ搭載により、通常では手ブレしやすいマクロ域でも確実な撮影が行える。